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【事業報告】オトナのたしなみ(60代からの手紙講座- 万年筆編-)
全3回コースで実施した「オトナのたしなみ(60代からの手紙講座- 万年筆編-)」が、7月24日(金)に無事最終日を迎えました。

この事業は
三郷市社会福祉協議会と株式会社パイロットコーポレーションとのコラボレーション事業として、パソコンや携帯電話・スマートフォンなど便利なグッズが普及している中、手書きならではの味わいや手で書くことの楽しみを再確認してもらおうと企画されたものです。
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講座の振り返り
今回の講座を簡単に振り返ってみると、内容としては、三郷市、群馬県伊勢崎市、神奈川県平塚市の3箇所で同じ内容の講座を開催し、その参加者同士で手紙を出しあうというもの。
参加者は定員の10名様。この定員数は3箇所での手紙のやりとりをするにあたってスタッフが対応できる人数として設定されたものです。

1回目は、参加者の自己紹介、万年筆の構造や手入れの方法などのレクチャー、そしてこの企画で重要となるご自身のプロフィール票の記入をしました。
このプロフィール票を見て、差出人は相手を想像して手紙を書くことになっていますので、相手が手紙を書きやすいような情報を記入する必要がありました。
なお、個人間での文通では無いため、ペンネームでのやりとりになりました。みなさん、頭を捻ってペンネームも考えていたようです。

2回目は、美文字を書くコツのレクチャー後に、いよいよ手紙を書くことに。それぞれ配られたプロフィール票を元に心をこめて書くために、まず下書きを。
今回は絵葉書カードに書きますので、はがきサイズに文面をまとめなくてはなりません。下書き用の練習用紙を使って、うまくまとめあげます。相手に喜ばれるコツとしては、相手のことを7割、自分のことを3割で書くと良いとのこと。
原稿ができたら、たくさん用意されたきれいな絵葉書から好みのものを選びます。たくさん文字を書きたい方は小さい絵柄のものを選んだり、気に入った絵柄がいくつもあって迷ってしまう参加者もいました。でも、アレコレ悩むのも楽しそうでした。
最初は何を書いたらいいかわからないと言っていた参加者も、実際に取り組んでみるとスラスラと書けていました。

3回目は最終日。前回に引き続き手紙を書いたのですが、参加者のモチベーションは前回とは違っていました。
というのも、3回目の講座の前に他会場の参加者からのお手紙が届いたからです。

(手紙を受け取っての感想)
・知らない方から届く手紙がこんなに嬉しいものだとは。何度も読み返しました。
・手紙が来るまで毎日ポストを確認していました。
・プロフィールを良く読んでくれて私の事を色々と書いてくれて嬉しかった。
・普段は接しないであろう、自分とは正反対な感じの人から手紙が来たので面白かった。
・ぎっしり書かれた手紙が来た。短い時間でよくまとめたなと感心。
・ペンネーム(ニックネーム)で呼びかけられたので、親しみがわいた。
・美味しそうなレシピが書かれていて、面白かった。

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参加者のみなさんは、上記のような感想を口々に述べていらっしゃいましたが、全員に共通しているのは手紙を貰うことはとても嬉しいことだということ。
自分がされて嬉しいことは、相手にもしてあげたくなります。3回目の手紙では、この経験を踏まえて更に良いお手紙が書けたのではないでしょうか。

さいごに
三郷市社会福祉協議会としても、株式会社パイロットコーポレーションとしても、こういったコラボレーション事業は初の試み。打ち合わせの段階ではパイロットコーポレーションさんには不安も多くあったのではないかと思われますが、ともかく講座が無事に終了して何よりでした。
参加された皆様には、手紙を書く楽しみ、手紙が届く嬉しさ、万年筆の味わい深さなど感じていただけたのではないでしょうか。
主催者側にも不慣れな面があり、行き届かないことも多々あったと思いますが、自ら感じた反省点や皆様からのアンケート結果などもフィードバックし、今後のより良い企画につなげていくつもりです。
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by misato-syakyo | 2015-07-27 16:35 | 社協の事業 | Comments(0)